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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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泉 ピン子いずみ ぴんこ、本名;武本 小夜、旧姓;江口、1947年9月11日 - )は、東京都中央区出身の女優。日本音楽高等学校中退。血液型はB型。

1966年、牧伸二に師事して歌謡漫談家としてデビュー(当時の芸名は「三門マリ子」)。しかし、売れっ子の師匠と違ってキャバレー回りが続いたという。ある日、街角でキャバレーの呼び込みに「うちで働かない?」と言われたが、「はばかりながら、こっちはもっといい商売やってんだよ!」と一蹴した。キャバレーの呼び込みは、「いけね。トルコ嬢に声かけちまった」と言ったという。その心意気は、やがて実を結ぶ。

1975年に日本テレビ系列「ウィークエンダー」の番組レポーターを担当したのを機に、改名し「泉ピン子」となる。この芸名は芸能人であることをずっと反対していた父親が『芸人にはピンからキリまであるのだから、志しの一番なピンの芸人になれ』と、彼女に話したことから。その後、女優業に転身する。歌謡曲の歌手としても1976年に『哀恋蝶』が40万枚のヒットを記録している。

女優としては1983年にNHKで放送された連続テレビドラマ「おしん」での母親役の演技力に評価が高まり、特に橋田寿賀子に高く評価され、本格的バイプレーヤーとして活躍するようになり、以降現在まで橋田ファミリーの旗頭的な存在である。長いセリフにも動じない安定した画面での存在感に定評があり、以降はドラマや映画に数多く出演する。

バラエティ番組では元コメディエンヌとして騒々しいほどの達者なトークで活躍。一方で人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」では本来のキャラクターと相反する大人しい嫁の役で定評を得ている。

1997年、1人息子の長男が覚せい剤使用で逮捕され、謝罪記者会見では号泣しながら謝罪し、記者の質問に答えた。

2005年夏、テレビドラマ「美空ひばり物語」でひばりの母親役を演じるために16kgものダイエットに成功し話題を集めた。ただし、上記の体重の数値(65kgというのは、ダイエットを敢行する以前の体重であった)からみても、現在はリバウンドしているのではないかという意見も散見される。もっとも、「芸能人」のダイエットについて、短期間である程度の「成果」をあげながら、いつの間にかリバウンドしてしまっているという例はいくつか見られるところである。

バラエティ番組「愛のエプロン」に3度出場。2005年10月12日放送回では初登場にして特エプ獲得の衝撃デビュー、2005年11月23日放送回ではトップクラスの一角・杉本彩に僅差で勝利し、料理の実力を見せ付けている。そして2006年6月14日放送回では、「和・洋・中の三ジャンル」及び「全ての出場回」で特エプを獲得する、という前人未到の記録を達成した。

夫は消化器内科医の武本憲重でテレビ朝日の「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」(朝日放送制作)にゲスト医師として出演したり、TBSの泉主演の「女子刑務所東三号棟」の医療監修を行ったり 「橋田さん家に行こう」には夫婦でゲスト出演している。

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